あーもー

演劇したのちダンスしてきた三十路のスカウトがとっちらかしております。

Day After Tomorrowを見てブログを書こうと思った

昔、20代前半の僕はといえば、学生しながら小劇場演劇の舞台にたまに立ちつつ観劇するのも好きな子供だったわけですが、その当時は観劇した作品のちょっとした感想などをキャンパスノート1ページに大雑把にまとめるとか中途半端にまめなことをしていたなあと思って、その当時のノートないかなと数年前に探したらいつの間にか捨ててたのかどこにも見当たらなくなっていました。

ここ最近、スマホ用の漫画アプリで消費するポイント集めのためにhuluに登録してまんまと使い続けているわけですが、基本的にインドアな僕は割と週に何本かきっちりhuluにログインして気になった作品をちらほらと見たりしています。

割と一回見た作品のことって、どれだけ面白く見てもすぐ忘れてしまうタチなもので、ややもすると見たかどうかさえ忘れてしまうこともあるので、そういえば昔観劇ノートとか書いてたなとふと思い出したので、備忘録として文章に残しておこうと思い立ち、macbook late2009のポリカーボネート製ホワイトボディの老体に鞭打ってキーボードをカチカチしているのが今です。それにしても久しぶりにタイピングしてるな。

 

で、今日見たのは何の脈絡もなく「Day After Tomorrow」です。

まずシンプルに面白い。気象条件とかそういう専門的なことやその因果関係がどれくらい理に適ってるのかは全くわかりませんが、なんかちゃんとそれっぽく説明されててしっかり物語に入っていけるように作られてて良かった。自分がかなり理屈っぽいので、その辺の説明的なところとかが引っかかるとそこに気を取られて全然ストーリーに身が入らないので、その辺しっかりしてくれてると高評価です。この映画に関しては、気候変動の前兆から、始まり、経過と流れが綺麗。収束がやや急な気もするけど。

ヒューマンドラマとしての展開もベタもベタで個人的にはとても好き。ベタは良い。

ちょっと不仲気味な子持ちの夫婦、旦那の研究は相手にされず、息子とも距離がある、っていうのが冒頭数分でさらっと流れていくのもベタですね。ヒューマンドラマと気象SFのバランスが取れてて良いと思います。

あと大統領簡単さらっと死んじゃうのも良いですね。そんなもんよね。シンゴジラじゃないけど。ヒューマンドラマに時間割きすぎなのか、地球の半分くらいが地球に包まれる凄惨さとか被害の規模とか今後の人類のあり方とかが、気象っていうSFの中でも比較的リアルなジャンルにしては大味かなとは思うけど、これは僕の想像力が貧弱なのかもしれない。他の人からしたら、作品の中で描かれてる描写から十分すぎるほどの被害の図が描けているのかな。

ともあれ、気象の表現とかはかなりゾクゾクずるものがあり、緊迫感は存分に味わった次第です。ロサンゼルスのあたりの展開はかなり気合入ってて、竜巻っていうスピード感のあるものが生み出す緊張感は、うわコエーーーーーってなるものでした。ベタだけど飛びくる自動車やら看板、衝突、などなど。過ぎ去った後の風景とかもただただ眺めさせるみたいな出し方で逆にウヒョーすげえやとなりました。その後の大波もそうかな。後半の、凍結っていうじわじわ迫り来る恐怖との対照になってるんでしょうかね。じわじわと言ってもそこそこスピード感あったけど。

 

考えて色々書いてるとそんなに面白くなかったみたいな文章になってしまったけど、もう一回言いますが、面白かったです。以上。